終わり  ありがとう御座いました。

穂高・縦走

2010年07月19日(月)〜07月22日(木)

1日目 19日(月)新穂高温泉駅--ロープウェイ--西穂高口駅--西穂山荘 

2日目 20日(火)西穂山荘--独標--ピラミッドピーク--西穂高岳--間ノ岳--天狗岳--天狗のコル--
           ジャンダルム--ロバの耳--ウマの背--奥穂高岳--穂高岳山荘

3日目 21日(水)穂高岳山荘--涸沢岳--北穂分岐--北穂高岳--北穂高小屋--A沢のコル--長谷川のピーク--南岳小屋

4日目 22日(木)南岳小屋--南岳--天狗原分岐--中岳--大喰岳--飛騨乗越--千丈乗越分岐--槍平小屋--
           南沢分岐--滝谷出合--チビ谷--ブドウ谷--白出沢出合--穂高平--新穂高登山センター

1日目・19日(月) 新穂高温泉駅14:00--西穂高口駅14:24--15:30西穂山荘
三連休の最終日 新穂高の無料駐車場がそろそろ空くだろうと、朝食後出発。
高速を使わず、せせらぎ街道経由で新穂高へ。途中、栃尾の「荒神の湯」に入る。
日中のせいか、熱くて入れない。湯を掛けるだけの風呂でした。
無料駐車場は、やはり一番上に数台のスペースが空いていた。登山センターで届けを提出してロープウェイの乗り場へ。
片道キップを買う時、係り員がハカリにザックを乗せてくださいと言うので乗せたら10kgを超えてた。
8Kgを超えると、荷物料金\300を払う事になる。前もってカメラとペットポトル1本は出しておいたのだが。
西穂高口駅から外に出ると、コップが付いている水場がある。一杯飲んで、登山道へ。
1時間チョットで、山荘に着いた。早速ビールを飲む。
1泊目は自炊なので、レストハウス内でボンベ敷きを借りて、ラーメンと五目御飯・味噌汁。水は宿泊者は無料。
7時に就寝。
2日目・20日(火) 西穂山荘4:25--4:42丸山--5:30独標--6:04ピラミッドピーク--7:00西穂高岳7:10--
             8:45間ノ岳8:50--9:31逆層スラブ取り付き--9:52天狗岳9:55--10:28天狗のコル10:35--
            12:45ジャンダルム13:20--13:41ロバの耳の取付点13:47--14:05ロバの耳14:05--
             14:13ウマの背の取付点14:13--14:22ウマの背に上がる14:23--14:39奥穂高岳15:10--15:55穂高岳山荘

メンバー;単独

天候;全日昼前ぐらいから時々、ガスが発生しました。

目が覚めたら、4時を廻っていた。私のペースなら奥穂に行くのには4時ぐらいには出発しないと余裕が無くなる。(過去5回の経験から)
出発の準備は出来ているので、用事を済ませて玄関へ。既に2パーティが出発していった。朝食は西穂で取る事に。
ピラミッドピークを過ぎて歩いていると、目の前にライチョウが姿を現した。まだ夏羽に生え変わっていない雌。
産卵が間じかなのか、丸々としている。いい所に出てくるのを待って、シャッタを押す。
西穂に着いて、パンで朝食。奥穂に向けて下降開始。
天狗のコルまで、赤岩岳・間ノ岳・天狗の頭と三つのピークを通過して、相当下降する。いつも勿体無いと思う。
コルを11時までに通過すれば、食事の時間までには穂高山荘に着ける。
畳岩尾根の頭・コブ尾根の頭とジャンダルムへの急な登りが続く。
ジャンダルムのピークへのルートは、左に下り気味に進んで、右に登って行く。1
0分ほどで着いてしまう。同じ所を降りる。
目の前に、ロバの耳が立ちはだかる。取付点までの下降が難しい、目印を確実に確認して下る。間違えると大変である。
次に待っているのは、最後の難所・ウマの背の登りが待っている。慎重に下り、ウマの背に取り付く。
ナイフリッジの登りを、ルートを外さないように、ほぼ真っすぐに登る。尖ったピークを超えるて、今日の難所はこれで終了した。
振り返ると、ガスで何も見えない。奥穂高岳山頂に着いて、ジャンダルムが見えるまで待ったが、チラット見せただけだった。
携帯で無事に到着した事を伝えたかったが、繋がらなかった。(au)

←山の写真を見る。

←花の写真を見る。

←鳥の写真を見る。

12:45

13:18

かっぱ橋

3,190m

3日目・21日(水) 穂高岳山荘6:05--6:28涸沢岳6:30--7:37最低コル--8:50北穂分岐--9:04北穂高岳9:05--
              9:13北穂高小屋9:26--飛騨ナキ下降点10:14--10:36A沢のコル10:38--長谷川のピーク11:08--
              花山行--12:27南岳への最初の梯子--13:03最終ガラ場の登り--13:30南岳小屋
今日は、南岳小屋までの予定なので時間は十分に余裕がある。食事は5時からなので、涸沢岳で朝日を見る事にした。
常念岳の左から朝日が昇って来た。そして奥穂高岳が朝日で、赤く染まった。
食事に戻ると、三つの茶碗が残っているだけだった。ここでは、朴葉味噌が朝食に出る。
涸沢岳から、下降して最低鞍部まで降り北穂分岐まで下って、北穂高岳山頂へ。途中雪が残っていて階段状に雪切りがしてあった。
山頂は、小屋が建つ位の広さで面白味が無い。小屋のベンチに行って休憩。3人のグループが登って来た所で下降に入った。
最初の難所の「飛騨泣き」が待っている。一番大変だったのは最後のクサリ場。足元がガレていて非常に足場が悪い。
鎖に捕まって下るのだが、足に力が入らない。怖かった。A沢のコルで休憩。次に待つのは長谷川のピークを通過する事。
しかしあっと言う間に、ピークに到着。二人が休憩していた。
このルートは、一枚岩見たいな所にに付いているので、休憩(通過待ち)する場所が無い。一気に降りてしまった。
ここからは、獅子鼻の登りまで花山行。色々な花が咲いている。ツガザクラ・チシマギキョウ・クモマスミレ・ミヤマダイコンソウ・・・。
二つの梯子を登って、最後のガラ場を登り切って南岳小屋に着いた。無事到着した事に感謝。

6:45

4日目・22日(木) 南岳小屋6:00--6:10南岳--6:33天狗原分岐--7:05中岳への登り--7:35中岳7:37--8:41大喰岳8:45--
             9:15飛騨乗越9:30--千丈乗越分岐11:06--宝の木11:24--11:49最終水場11:55--12:35槍平小屋12:50--
              13:04南沢分岐--13:30藤木レリーフ14:02--14:03滝谷出合14:05--14:27チビ谷--14:46ブドウ谷--
             15:23白出沢出合--16:13穂高平--17:00新穂高登山センター
朝食までの時間、日の出を見にビューポイントへ。もう出発して行く登山者もいる。
日が昇ってくる時間は、生憎ガスに囲まれ美しい日の出を見ることは出来なかった。
新道を下って帰ろうかと思ったが、飛騨沢から来た人が黄色のスミレを見たと言っていたので、飛騨沢を下って帰る事にした。
もう何度も、通る稜線。ライチョウの親子の出没に注意しながら歩いたが、今回は見る事は出来なかった。
飛騨乗越ではミヤマオダマキが綺麗な姿を見せてくれた。飛騨沢も雪が遅くまで雪が残っていて、ハクサンイチゲなどはまだ蕾の花が多かった。
黄色いスミレはミヤマキスミレでした。登山道の両側に沢山咲いていた。
槍平小屋に1時前に着いた。これなら六時までには新穂高に着く。
滝谷出合の手前の藤木レリーフでラーメンを作る。ここは沢山の湧き水が出ている。チビ谷・ブドウ谷を通過して白出沢出合に着いた。
立派な工事用道路が出来て、上流に堰堤を作る工事が始まっていた。ここからは林道歩き。タダタダ歩くのみ。
新穂高に着いたら、音楽が鳴った。五時のチャイムだ。予定より1時間早く着いた。
下山届けを提出して登山は終了した。後は温泉に入って安全運転で帰るだけ。
いつものパタン・栃尾温泉「荒神の湯」に入って、丹生川の中華の店で食事して高速で帰宅。

11:49

13:37
新穂高無料駐車場
登山届けを提出
13:51
14:00
新穂高ロープウェイ 片道¥1,500
鍋平高原駅で第二ロープウェイに乗り換える。
あっと言う間にすれ違って下に行ってしまった。
14:15
14:24
終点西穂高口駅の展望台 槍まで見渡せる。
15:30
西穂山荘に到着
山荘のレストハウス内でボンベ敷きを借りて自炊
宿泊者の食事の時間;17:30/5:30
15:46
西穂山荘に咲くコオニユリ
霞沢岳
15:51
16:18
山荘前のテーブルで休憩していたらウグイスの囀りが聞こえました。
4:25
奥穂に向けて出発。ランプは不要でした。
4:35
大きな岩をよじ登るようにして登ってきました。
振り返って一息。焼岳・雄大に広がる乗鞍を望む。
5:03
辺りがだいぶ明るくなってきました。
焼岳(2,455.4m)そして乗鞍岳(3,025.6m)
5:57
独標で写真を撮らなかったようだ。
振り返って一枚。 2,701m
6:04
ピラミッドピークに到着。
西穂高岳へ、ひとがんばり
6:10
ピラミッドピークを過ぎたら、登山道にライチョウが出てきました。
7:00
西穂高岳に到着 2,908.6m
7:06
西穂高岳山頂からの眺め 甲斐駒ヶ岳と富士山
7:04
笠ヶ岳〜抜戸岳の稜線
8:11
西穂高岳から赤岩岳と下って、又下る。
振り向くと随分下って来ました。
8:12
又下って、間ノ岳に向かいます。
8:45
間ノ岳まで下って来ました、まだ天狗の頭が下にあります。
8:46
間ノ岳から振り向けば西穂が随分上にありました。
9:31
天狗の頭への登り。逆スラブの鎖場。
10:24
天狗の頭から、コルへ下降します。
10:29
天狗のコルに降りてきました。
11:06
天狗のコルから、コブ尾根の頭に登る。
この辺からジャンダルムまで快適な登りが続く。
11:27
振り返って見れば。 西穂高岳・間ノ岳・天狗の頭
11:46
途中の岩場に咲くミヤマキンバイの花。
11:46
イワウメの花 一時の休息。
ジャンダルム 奥穂側からの様態と随分違いますね。
10分ほどで、登る事が出来ます。左に下がり気味に歩いて、右斜めに登る。
荷物を置いて、踏み後を注意して登る。帰りも同じ道で降りる。難しくない。初めて登った時は、ルートなんか無かった。

奥穂へは、右側を巻いて行く。トラバスするので積雪期は怖い。
3、163m
13:04
ジャンダルムからロバの耳の取り付け点まで下ります。
ここから、ウマの背の登りまで落石の危険地帯です。
ガスられても、目印を確実に捉えて進みます。
左側を巻いて降りて来ました。
世界有数の遭難事故発生地帯です。
ここを通る
ジャンダルムらしさの姿を見せ始めた。
前後に人がいない事を確認して
ロバの耳の取り付け点まで下ります。
13:41
ロバの耳の登り。
13:47
ここから、穂高山荘まで時々ガスが切れると言う天候でした。
モデルがくるまで、待っていました。 ロバの耳の登り。
14:05
ジャンダルム ロバの耳から。
14:11
ウマの背にあがった登山者
ウマの背 壁の縁を登ってピークを通過します。
14:13
14:23
馬の背に上がりました。振り返ってジャンダルム。
14:24
馬の背。でも少し恐竜の背があります。
14:28
ガスが晴れて、上高地が見えました。
14:39
奥穂高岳山頂 長い山行でした。
15:19
涸沢 まだ、一面雪に覆われていました。
前穂高岳の北尾根・五六のコルもしっかり雪が付いています。
15:53
穂高岳山荘のが見えてホットしました。
15:56
予定通り四時に着いた。
穂高山荘に着きました。お疲れ様でした。
中に入らないで、しばらく外でゆっくりと酒などを飲んでいました。
14:54
山頂で、ガスが晴れるのを待ちましたが、撮れた写真はこの一枚。
11:15
登山道に咲いていた花・ハクサンイチゲ
 畳岩尾根の頭の登りで
4:43
夜明け 常念岳   涸沢岳から
6:05
今日も暑くなるとの予想。
飛騨高山では最高気温が35度を超えたとニュースが言っていた。
今日は、大キレットを通過
て南岳までの行程
今回で4回目のキレット越えである。
6:28
涸沢岳の標識 左北穂高岳 右奥穂高岳
6:36
涸沢岳から最低鞍部へ下降する。
6:41
シコタンソウ 涸沢岳からの下りで。
6:43
イワベンケイ 涸沢岳からの下りで。
涸沢岳からの下りから北穂高岳の眺む。
6:47
彼は24時間歩きぱなしで、笠ヶ岳まで行く事に挑戦すると言う。
朝、涸沢岳から食事に小屋に戻る時、白出沢を登って来たのを見た。戻ったら小屋で休憩していた。
一人で軽装で登って来たので疑問に思っていた。高山の人
涸沢岳からの下りから北穂高岳の眺む。
7:01
7:37
最低コルまで降りてきました。
7:38
涸沢岳を最低コルから見上げれば。
8:24
涸沢岳からコルに降りて北穂高岳への登りから。
8:50
涸沢岳から来ました。 北穂分岐の標識
8:54
今年は雪が残っていて、雪切がしてあり安全に通る事が出来た。
8:56
⇒拡大
9:04
北穂高岳山頂に到着 
3,106m
9:05
奥穂高岳&涸沢岳
9:13
北穂高小屋 前のベンチで大休憩
9:26
さ〜、キレット(切戸)に降りるぞ。
9:28
数歩降りた所に、元気なチシマアマナが咲いていた。
先に期待がかかる。
9:59
飛騨泣きの最後の鎖場。
足元がガレていて一番危険でした。
10:14
飛騨泣き・入道岩
10:28
山行最後の遭難事故多発地帯の長谷川のピーク
10:36
A沢のコル すぐ長谷川のピークが始まる。
11:08
長谷川のピークに立つ 
このルートは、すれ違いする場所が少ない。
11:53
キレットの核心部が終わって、獅子鼻の登りが待っている。
12:14
チシマギキョウ 今回の山行で、この一株しか見なかった。
12:24
キレットに咲くクモマスミレ
12:27
キレットから南岳に進む最初の梯子場。
12:33
二つ目の梯子場 長い
12:46
キレットに咲くミヤマダイコンソウ
16:02
ライチョウの親子 待った甲斐がありました。
ヒヨコ まだ生まれて間もない。
16:50
湧き上がるガスが一瞬切れて。 ジャンダルム
18:55
湧き上がるガスが流れて。T 北穂高岳
17:01
湧き上がるガスが流れて。U 北穂高岳
4:47
幻想的な世界;日の出・常念岳
5:02
朝日に照らされた、北穂高岳
5:11
朝日に照らされた、キレット
6:00
四日目の朝。
飛騨沢のミヤマキスミレを見たくて飛騨沢を下って帰ろう。
6:10
朝の南岳
6:10
穂高連峰
6:33
天狗原分岐
7:05
中岳の水場 
今年は残雪が多いので遅くまで得る事が出きる。
7:35
中岳山頂から槍ヶ岳を望む。 3,084m
7:40
穂高岳連峰 中岳より。
8:41
大喰岳山頂から槍ヶ岳を望む。 3,101m
8:50
槍ヶ岳 大喰岳山頂より
9:02
荷揚げのヘリコプター 大喰岳山頂より
9:16
ミヤマオダマキ 飛騨乗越
9:30
飛騨乗越
9:52
シナノキンバイ 飛騨沢で
10:30
ミヤマキスミレ 飛騨沢で。
11:04
ハクサンイチゲ 飛騨沢で。
オオバキスミレの高山型
三枚の葉がほとんど輪生状になる。
千丈乗越 分岐 
花山行しながら飛騨沢を降りてきました。
11:06
槍平から登ってくると、最後の水場。
12:35
槍平小屋 
2月のナダレで、向こう側がやられたが、
綺麗に修復されました。
12:33
槍平からの眺め、北穂高岳
夕陽に映える北穂も中々いい。
13:04
南沢出合 南岳に行く時は、
この沢を詰めると夏道に合流する。槍平に寄らないで。
13:22
ゴゼンタチバナ
13:31
藤木レリーフの前の湧き水。
ここで、遅い昼食。四日間も担いだラーメンを食べる。
14:02
滝谷出合からの眺め 北穂高岳・滝谷
14:05
滝谷出合の架け橋。
橋がないと、この水量では渡渉出来ない。
槍平小屋が営業する7月01日前には橋はかかる。
6月9日は、なんとか渡渉出来た。
15:23
白出沢の出合 上流で堰堤の工事が始まった。
17:11
新穂高に着きました。予定より早く着きました。
南岳を6時に出て、11時間目。
13:03
梯子場を過ぎ稜線は近い。
このガラ場は要注意、特に下りでは気をつけましょう。。
13:16
ツガザクラ キレット下降口
13:27
南岳小屋に到着しました。
14:44
南岳山頂  ずうっとガスに包まれています。
ライチョウの親子と会うために2時間ほど待ちました。