2009年04月30日---5月2日
天候 晴 
    

終わり  ありがとう御座いました。

南岳---槍ヶ岳

メンバー;さださ

10:08

10:04

当初は、御嶽へ行く予定にしていたが、夜中に目が覚めて、南沢のイメージが浮んで中々消えない。
装備・食料は余分に用意してあったし、天候も二・三日絶対に大丈夫なので、南岳に出かけることにした。会の掲示板に登山計画の変更を入力して出発。

高速は、金曜日の深夜なのでほとんど走っていない。新穂高駐車場の入り口では、24時間車上狙い防止のガードマンが監視している。一番下の駐車場は、ガラガラ
上の駐車場も、まばらに空いている。この時期非常に珍しい。登山センターに登山届けを出して南岳へ。白出沢出合までは雪がまったく無い。
滝谷出合いからは、そこそこ雪があり、槍平に近づくにつれ例年通りとなる。順調よく南沢出合に到着。南沢に入ると上部にスキーヤーが、一人登って行くのが見える。
何処に行ったのか姿が見えなくなった。そんな事はどうでもいい、長丁場の序盤である。しばらくしたら、勢いよく滑り降りてきた、カッコイイ!。

滝に到着、右側を巻くのだが雪が多くワカンに履き替える。吹き溜まりなのか、わずか20m進むのに1時間あまりを費やした。
ここで体力の半分を使い果たしてしまった。以後、極端に休憩しながら登って、山頂に着いたのは、日が完全に落ちてしまっていた。
山頂から月明かりの中、雪庇の踏み抜きを気をつけながら少し稜線を歩いて小屋めがけて下る。
小屋に着いたのはいいが、冬季小屋の入り口は完全に埋まっている。ピッケルで掘って見るものの、とてもとても。
あきらめて、小屋の横にテントを広げて中に荷物を放り込んで、まづは水を1リットル作り、やっと満足な夕食。
靴を寝袋の中に入れ就寝。寒さのせいか、1時半ぐらいに一度目を覚ました。外気温はマイナス10度ぐらいにはなっていると思われる。
枕もとの、ペットポトルがシャーベット状態になっている。これも寝袋の中に。5時前に目を覚ました。死んでいない!
外に出て、朝日で照らされている穂高岳連峰を見る。遠く甲斐駒の横に富士山を望むことが出来る。テントにもぐりこんで朝食。しばらく休憩。
風はあまり無く、パッキングはすんなり完了。

二日目、今日は槍まで、ゆっくり行こう。南岳から中岳のコルまではトレース無し。槍ヶ岳から来た登山者と本日初めて中岳で会う。
複数のパーティーがやってくる。中岳の梯子場周辺が凍り付いて、一番危険だったとの情報を得た。
梯子の下りは問題ないが、その前後が凍りついた急斜面で一瞬・・・。慎重にステップを切って下降。後は槍・薬師方面を眺めながら槍ヶ岳山荘へ。
小屋に着いて、アルコールを飲む前に槍ヶ岳往復。垂直の梯子場は、いつ登っても緊張する。
夕食は17時、宿泊者はそれほど多くない。食卓についたのは24名、やはりこの時期少ない。

三日目、日の出は5時前、靴を履いて外へ。あまり寒さは感じない、風がないせいか。太陽はチョット霞がかかっているようで、綺麗な日の出は見れなかった。
朝食は6時から、早朝出発した人がいて食卓についたのは半分に減っていた。
飛騨沢にしっかりとつけられた、目印の旗竿の横を忠実に下って行く。トレースを外すと所々で膝下まで埋まる。
通称ダケカンバの「宝の木」越しに乗鞍が見えるところで休憩。飛騨沢の下はデブリがあるが、南沢下部のデブリほどではない。
槍平の冬季小屋の入り口は、綺麗に整備されていた。小屋の若い人が今朝来たらしく、ザックが外に置いてあり、屋根の雪を落としていた。
槍平の樹林帯を抜けると、スキーを担いだり、付けて登ってきた登山者と白出沢出合まで出合った。白出沢出会いで、スパゲッティーの昼食。
野鳥を観察しながら、新穂高に下り、穂高平では小屋の人が居てジュースで喉を潤す。新穂高に着いて、登山センターに下山届けを提出して、無事山行を終了した。

*槍平周辺では、ツボ足に悩まされる。ワカンが強い武器。

1目  2:30関IC---飛騨清見IC---コンビニ---平湯---4:50新穂高駐車場
     登山センター5:13---6:15穂高平6:30---7:15白出沢出合7:20---9:05滝谷出合9:15---9:45南沢出合---
    12:15滝13:00
---16:30南岳取り付き---19:20南岳山頂---19:30南岳小屋

2目 南岳小屋7:00---7:14南岳---10:28中岳10:35---11:45大喰岳12:00---12:21飛騨乗越---12:45槍ヶ岳山荘
    13:30
---14:05槍ヶ岳14:20---14:55槍ヶ岳山荘

3目 槍ヶ岳山荘7:00---飛騨乗越---7:55宝の木8:00---9:05槍平9:32---10:20滝谷出合---
    12:00白出沢出合12:40---山菜採り---13:45穂高平14:00---15:00新穂高

7:46

7:55

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5:13  登山センターに計画書を提出して、出発。

7:08  白出沢の奥穂登山口。雪が少なく柱まで出ている。
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7:15  白出沢出合。ジャンダルムの飛騨尾根が見える。

9:05  滝谷出合。雪が随分残っている。

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9:45  南沢出合のデブリ。いつも凄い爪あと。

南沢入り口。突き当りを右に取ると本番。

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12:15 右に取ると直ぐに滝に出る。水は凍っていた。
      右側を巻くが、吹き溜まりになっていて苦労した。
14:20  正面が南岳西面 
       右に取ると夏道ルートに出るが容易くはない。
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正面を登るのだが、体力をほとんど使い切っている。
この後カメラを出すことは無かった。

19:30  南岳の冬季小屋の入り口は雪で塞がれていて、入れなかった。
小屋の横にテントを敷いた。
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二日目
.5:15  二日目の朝。赤く染まるまでには行かなかった。

真っ白な、乗鞍岳。 手前の稜線は西穂高岳

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7:16  南岳から槍ヶ岳までの稜線 7:46  南岳 これだけ雪が着いた5月の南岳は初めて。     
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笠ヶ岳  左後方は、霊峰「白山」

富士山が薄っすらと確認できる。   富士山 甲斐駒ケ岳 北岳

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10:29  中岳山頂 10:42 中岳の梯子場
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大喰岳からの槍ヶ岳

三日目

5:00  三日目の朝

6:50 槍沢  まだ人の影はまばら 小屋前から 7:08  飛騨沢を登って来る登山者
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7:55  宝の木と乗鞍岳

槍平の冬季小屋 下では雪が無いのに、稜線は結構あった。

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御嶽   乗鞍岳   西穂高岳
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